障害年金の対象となる疾病

障害年金の受給条件の一つとされる怪我や病気の種類ですが、実は障害年金の対象とならないものの方が少なく、想像するよりその対象となる病気や怪我の種類は多くあります。例えばがんなどの病気から高血圧による障害、糖尿病やうつ病なども対象とされます。障害年金の受給は、疾病名で定められている訳ではなく、これらはあくまで主なものとして挙げられる一例です。死の危機に瀕するような病気だけが対象ではなく、就労や生活を送るうえでどのくらい制限されるのか、が重要視されるため、調べたリストの中に自分が抱える病名がないから受給できないというわけではなく、どのくらいその怪我や病気が日常生活に支障をきたしているかで考えて良いでしょう。

また、支給される額ですが、それは障害の程度によって左右されます。これは等級という形で分けられ、3級は就労が制限される程度のものとされます。2級になると、身体機能の障害や長期の安静を要し、日常生活に著しく制限を受ける程度のものとされます。必ずしも他人の介助を受ける必要はないけれど、就労できず収入を確保することが難しい程度を指します。そして1級に関しては更に重く、他人の介助を受けなければ身の回りのことができない程度を指します。

障害年金とは

私たちが生活する日本にはさまざまな年金制度があります。例えば、厚生年金保険、国民年金、共済年金などの制度があり、これらから老齢年金、遺族年金など公的年金と呼ばれる年金へとつながっています。これら公的年金の一つとして障害年金があります。

障害年金が耳慣れない場合もありますが、障害年金とは怪我や病気により精神的、身体的に障害を抱えている人で、仕事をしたり日常生活を送ることに制限がある人に向けて年金や一時金という形で金銭的に援助し、フォローするためのものです。しかし、国や医療機関での周知不足や、申請や手続きが難しく、現在では障害があると判断されている人口の大凡6割の人しか需給をしていないのが現状とも言われています。

障害年金と括られますが、障害年金は大きく分けて更に3種類に分けられます。これらは初診日にどの年金制度に加入していたかで受給の金額が変わったり、受給対象となる障害の程度の範囲も異なるため、事前にどれにあてはまるか十分にチェックが必要です。一つ目は障害基礎年金です。これは初診日に国民年金に加入し日本国内に居住している人が対象となり、この場合の対象障害等級は1~2級です。二つ目は障害厚生年金です。これは初診日に厚生年金保険に加入していた人で、障害等級が1~3級の人が対象となります。三つ目は傷害共済年金です。これは初診日の時点で共済年金に加入していた公務員の人が対象で、この場合の障害等級は1~3級が対象です。